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「ハイラックス GUN125 ~実燃費体験談!冬道・長距離+改善策付き

ハイラックスの燃費に関わる『あれこれ』教えます。
ハイラックスは実燃費10km/Lを切ることもあり、本記事ではそれをどう防ぐか、用途の詳細や改善方法の具体例を大公開します!
これを読めば今日から燃費10%アップです!

目次

仕様・スペックとカスタムの影響

トヨタ ハイラックス Z グレードのカタログ値のスペック

全長×全幅×全高:5,335mm×1,855mm×1,800mm ホイールベース:3,085mm 車両総重量:2,875kg 

総排気量 2,393cc 乗車定員:5名 

サスペンション:(前)ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付)/(後)リーフリジッド 

トランスミッション:スーパーインテリジェント6速オートマチック<6 Super ECT> 駆動方式:パートタイム4WD 

タイヤ(前後):265/65R17 112S 

エンジン:直列4気筒空冷式インタークーラー付ディーゼルターボ 最高出力:110kW(150ps)/3,400rpm 

最大トルク:400Nm(40.8kgfm)/1,600~2,000rpm 

使用燃料:軽油  

カタログ値 燃費

WLTCモード:11.7km/L JC08モードkm/L 13.6

市街地モード km/L 10.1 郊外モード km/L 11.6 高速道路モード km/L 12.6

燃費に関わるカスタム状況

  • JAOS BATTLEZ マフラー ZS-S
  • JAOS BATTLEZ リフトアップセット VFCA ver.B(リフトアップタイヤと合わせて2.5インチ)
  • YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003 275/70/R17

※スキッドバーも付けて重量で引っ掛かっているので構造変更申請済みです。

、、、燃費に関わるカスタムはこれくらいでしょうか?荷台にキャノピーを積んでいた時もあり、その時との違いといえば走りはだいぶ軽快にはなりました。

しかし燃費に大きな違いはなかったかと思います。あったとしても0.5km/ℓくらいだと思います。
キャノピーは純正でしたが、重さは100kgくらいあるそうですね。取り外す時に車屋さんが4人がかりで、
『せーのっ!!!』って言って作業していた印象があります。

わたしの普段の燃費に関わるハイラックスの使用状況

仕事場までの距離片道約20kmを往復で使っています。半分は信号があまりなく車通りは良いですが、半分は市街地なのでそれなりに信号に引っ掛かります。
休みの時は買い物、または用事足しにちょこちょこ出歩きます。換算すると1,000㎞/月っていうところでしょうか?
田舎の車がないとても不便なところに住んでいます。
オイル交換は自分でやります。リフトアップしているのでやりやすいのです。
約4,000km毎に一度、オイルエレメントは毎回交換しています。使用オイルはその時々に安いDL-1の0W-20で20ℓのペール缶をネット購入。オイルエレメントはもっぱらアストロプロダクツのものですね。
DPF再生は約100km/毎です。
燃料はその時々の行き先で安いところを探し、並んだりはしないのですが主にコストコ、丸紅、ミツウロコ、オカモト、ENEOSが多いですね。

実燃費データ(季節別/走行条件別)

北海道の冬はアイドリングや暖気で燃費が落ちる?

極寒冷地にエンジンスターターは必須アイテムですね。朝出勤しようとしたら雪は車上にこんもり、十中八九窓やミラーが凍っていてすぐには発進できません。さらには車の前には腰以上の高さがある、除雪車が置いていったであろう車道を除雪した後の氷の塊たちがあります。
この時点でもう除雪が終わらない限り、送迎や出勤はできません。除雪には最低でも1時間近くは想定していなくてはいけません。
そして除雪や車の雪下ろしが終わっても、車は雪だるま状態です。
そこでエンジンスターター、車に触らずともエンジンをかけてくれる最強アイテムです。
また、エンジンスターターは純正のものをオススメします。
ハイラックスの場合、純正エンジンスターターを使用すると外気温5度以下でミラーヒーターとフロントデアイサーの自動ON、ライト自動点灯の解除など、様々な得点が付与します。
しかし、10分ほどアイドリングしても水温計は1ミリも上がらないのでハイラックスは特に暖気の効果が薄い車ではありますね、、、。

そんなこんなでエンジンをかけてから窓やミラーの氷の膜を削り取ったりなんだかんだとしばらくは時間がかかり、燃費に相当な影響は出ると思いますが、冬でも8.5㎞/ℓを下回ることはなかった気がします。

パートタイム4WDということですが、極寒地でも発進にもたつくことが多い氷路面や橋の上以外は、ほぼFRでの2WDでいることが多かったです。
何故なら説明書にもある通り、乾いた路面では4WDは使用しないでとの記載があるからです。
使用感としても曲がる時など、ハンドルにあきらかな違和感を感じます。
また、発進時はアクセルを蒸せば多少のスリップ感はあれど、ブラックアイスバーンでも走行中はびっくりするほどの安定感をもたらし、過速度でない限り横滑りが起きたことはありません。
広場や駐車場など、遊びでハンドルを切りながらドリフトを楽しもうと試みますが大半は失敗に終わるほどです。
フロントに重さが集中してリアが軽いイメージは払拭できませんが、乗ってみるとそのイメージは安心感へと変わり、冬の極寒地では最強と言っても過言ではないほど走破してくれるので、乗っていて1番楽しいシーズンだと思います。

夏場と比べた数値の違い

  • 普段使いは…        9.7km/ℓ
  • 中距離は…        10.4km/ℓ
  • 信号のない道は… 13km/ℓ

先に述べた通りノーマルだったらいざ知らず、わたしの場合カスタムの影響が強いかと思います。
特に大きいのはマッドテレーンタイヤです。
走っていても走行音が相当にします。遠くから聞いていて、「あ、帰ってきた!」とすぐにわかります。
ただ、そのロードノイズも含めてメチャクチャカッコいいんですけどぉ(笑)。
実は晴れの日など、暖気運転がなければ冬タイヤの方が乗り心地も燃費も良いです。
ちなみにタイヤはBLIZZAKのDM-V3です。

長距離運転・荷物の積載での変化

長距離走行時の安定感

慣れればそうでもないですが、長距離には向いていない車かと思います。特にリーフである後部座席の乗り心地は最悪で、近場なら問題はないかと思いますが2人乗りの車と思った方が割り切りやすいです。リフトアップやカスタムありきの車かと思います。
80近い高齢者を乗せることもありますが、乗るのも降りるのも一苦労ですよ。
TOYOTAで純正車を試乗したことがあるのですが、車幅は3ナンバーほどではなく純正は車体が前のめりになっています。また、乗り心地も走りも面白いとは言いがたく、当時は『やっぱりや〜めた』と買わないのを心に決めたことを覚えています(笑)
わたしはJAOSの車高調にしていますが、減衰力を柔らかくしてもコーナーでは路面に吸い付くし、リフトアップだけで外観が全く違う車に早変わりします。
冬はものすごく頼りになる相棒にもなりますし、シーンによってこんなにもカタチを変える車もないのかな、と思います。

荷物を積んだときの燃費低下

先にも書きました通り、キャノピーを積んでいた時や引っ越しで使用した時など、走行時の重量感は感じましたが燃費に影響をもたらした、ということはなかったように思います。
キャノピー使用時にリアはスモーク窓が三重になるため、走行時での後部の確認はサイドミラーのみでの確認となりますので、キャノピーを付けたい方はお気をつけくださいませ。

燃費を落とす原因(具体的な要因)

  1. 急発進
    ハイラックスは重量があるのと、ディーゼル車なのでガソリン車と比べ加速力が弱いのが原因かと思われます。
    また、DPFの黒煙目詰まりによる不調対策として、アクセルを回すようにしてる人が多く散見されます。

    対策:エコモードを押さない。

    ▶️エコモードを押すと走り出しのもっさり感がどうしても消えませんので逆に踏み込んでしまいます。なので、エコモードで燃費を稼ぐのではなく、走行でのアクセルワークで稼ぎましょう。
    また、私のDPF再生不具合、インジェクター不良もエコ運転での出来事でした。走り出しも含め、ときには高速道路などでアクセルを蒸してエンジンを回しススを排出するような走り方をしてもいいのかもしれません。
  2. 不要なアイドリング
    ディーゼル車はガソリン車と比べエンジンが暖まるまで時間がかかります。先にも書いたようにハイラックスで真冬に暖気運転(仮に約10分)を行ったとしても、水温計は1ミリも上がりません。結果、暖房にしていても冷たい風が出るため、車内は温まりません。

    対策:エンジンの性能は、昔より確実に良くなっている、そのことを再確認する。
    ▶️昔はよくエンジンにしっかりオイルを潤滑させるために走行前にアイドリングを相当時間するものでした。しかし今の車はアイドリングが不要だと聞きます。だけど、やっぱり暖気運転をすると、車をいたわっている気がしますよね。
    暖気運転で車内を温めるとは考えず水温計は上がらなくとも、オイルが循環したなぁと思う時点で走り出し、アクセルの深踏みはせず、走行でエンジンを温めましょう。
  3. 電装品を多く取り付けている
    電装品を増やすとオルタネーター(エンジンの力をベルトで回して、電気を作る装置)の負荷が増え、エンジンが余計な燃料を使います。特に冬場はヒーターや補助灯などが重なりやすく注意が必要です。

    対策:使用頻度の少ない電装品はスイッチを切る、電源管理を意識する。
    ▶️夏場にもエアコンなどの電送品に電気を使います。燃費を気にするならば、電気=燃料と紐付けての使用を心がけましょう。
  4. 過剰な荷物
    ディーゼル車は車重が重く、もともと燃費が落ちやすい構造です。そこに荷物を積みすぎると加速時の負担が増え、燃料消費も大きくなります。先に書いた通りそこまで大きくはないですが、年間を通じたりと積算すれば相当だと思います。

    対策:不要な荷物は一度すべて降ろして、軽い状態を保つ。
    キャンプなどを多くする人は有事に備えることも必要なためそこまで考える必要はないかと思いますが、普段の通勤や買い物などで移動する際に関しては、積んでいる荷物の必要性の見直しを考慮すべき、かと思います。
  5. オイル交換を怠る
    ディーゼルはススが多く、オイルがすぐ黒くなります。汚れたまま使うと粘度が上がり、エンジン内部が重く回るため燃費が悪化します。

    対策:寒冷地では4,000〜5,000kmごとに交換。黒い=働いているが、放置はNG。
    今の説明書には10,000㎞ないし1年と書いています。しかしDPF付きディーゼルは、再生時に燃料を多く噴射して排気温度を上げてススを焼く。その燃料の一部がピストンリングを通ってオイルに混ざるという構造です。私は以前の中間をとって4000kmで交換していますがその時点でもオイルは真っ黒でありドロドロです。考え方はそれぞれあるとは思いますが、私はドロドロのオイルを使い続けるのが気持ち悪いため、そういう頻度で交換しています。
  6. DPF再生(自動燃焼)
    DPF(ディーゼル微粒子フィルター)は、排気に含まれるススを溜め込み、一定量に達すると自動で燃やして浄化します。この「再生」中は余分に軽油を噴射して温度を上げるため、その間は燃費が悪化します。
    この間のハイラックスのエンジン音は結構唸っています。

    対策:私のハイラックスは以前の不具合によるインジェクションとプログラムの交換により100㎞ごとにDPFを再生を行っています。遠出をして信号がなくせっかく燃費が良くなっても、DPF再生がされると燃費に影響するため少しがっかりすることがあります。ガソリンよりも燃料費が安いけど、、、と、ここは今のディーゼル車の大きな課題であるとは思いますね。
  7. タイヤの空気圧低下
    タイヤの空気圧が低いと、路面との接地面が広がり転がり抵抗が増えます。その分エンジンが余分に力を使うため、燃料消費が多くなります。
    特にハイラックスのような重量のある車は、わずかな空気圧低下でも燃費への影響が大きいです。

    対策:月1回の空気圧チェック。冬場は標準より10〜20kPa高めが理想。
    かと言って、あまりタイヤに空気を入れすぎても偏摩耗やバーストのリスク、乗り心地の影響もあるため定期的かつ、適切な空気圧のチェックをすることが1番だと思います。
  8. エンジンオイルの粘度
    オイルはエンジン内部を潤滑するだけでなく、摩擦を減らして回転をスムーズにします。粘度が高すぎる(ドロドロ)とオイルの流れが重くなり、エンジンの抵抗が増えて燃費が悪化します。逆に粘度が低すぎると潤滑が不十分になり、摩耗や熱のトラブルを招きます。
    北海道などの寒冷地では、冬場に粘度の高いオイルを使うと、エンジン始動時に内部抵抗が大きくなり、暖気や加速時に余分な燃料を使います。夏場の高温時や長距離走行が多い場合は、粘度を上げた方が安定します。

    対策:冬は0W-30、夏は5W-30など季節に合わせた粘度を選ぶ。
    エンジンオイルの「0W-30」という表記は粘度を表しています。
    「0W」は寒さに強いことを意味し、数字が低いほど極寒地の冬でもサラサラと流れてエンジンの始動が軽くなります。「0W」は約−35℃まで対応しています。
    あとの「30」は高温時の粘りを示しており、数字が高いほど油膜を保ちながらエンジンを守る数値です。
    つまり0W-30は、極寒冷地でも燃費と保護のバランスが取れた万能タイプです。
    本州の方は5W-30、外気温がマイナス30℃を下回る極寒地の方は0W-30、あとは値段もありますので季節ごとで考えればいいと思います。イメージとしてはエンジンオイルは人間の身体の血液と思っていただければ、と思います。
    そしてオイルの規格で『DL-1』という、DPF付きディーゼル車専用の低灰分オイルの使用が重要です。
    一般的なオイルに含まれる灰や硫黄を抑え、DPFの詰まりを防ぎながらエンジンを守ります。
    ハイラックスなどの最新ディーゼル車には、必ずこの『DL-1規格』を使う必要があります。

燃費改善の工夫についてのまとめ

燃費改善についてあれこれやってきましたが、一番効果があったことは結果40〜60km/hでの法定速度内での走行であると思います。
仮にギアが最高段まで変速し、高速道路で100km/hで法定速度内時より回転数が低い状態で巡行しても、法定速度内で安全運転していた方が走っているうちに自ずと燃費が伸びていきます。
シンプルにコレが最高の工夫です笑。

結論↔️まとめ。

ハイラックス GUN125 の実燃費は冬場・街乗りでは 8〜10 km/L あたりまで落ちる可能性もありますが、
適切な燃費管理(空気圧・過度なアイドリング回避・オイル選択)をすれば 1〜1.5 km/L は改善可能です。
ただし、燃費性能だけでこの車を評価してはいけないということは言うまでもありません。
この車の強み、また楽しさは「大きさ」「トルク」「耐久性」など、様々あります。洗車一つとっても楽しいものであります。それを理解したうえでもで乗る価値がある車です。
今後もハイラックスの様々な魅力を伝えるべく、カスタム記事などもアップしていくのでぜひチェックしてほしいです。

自分もコレから『あれこれ』試していきたいと思いますので、皆様も、あれこれ試行錯誤してみて感想をお寄せください。

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この記事を書いた人

ブログを通じて情報を発信し、少しでも参考になったり良かったな、と思える方が増えればいいな、と考えています。
まやかしや一時凌ぎを続けることから離れて、実体験を通じて発信していきます。
一緒にarekore学んでいきましょう。

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