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トヨタ ハイラックス GUN125 後期                 「ハイラックス DPF再生・エンジン故障体験談|原因と無償対応まとめ」

購入1年目で突如エンジン警告ランプ点灯。しかもDPF再生ができず、ついには安全装置まで故障ランプの点灯──。
本記事では、私が実際に経験したトヨタ ハイラックス(GUN125後期)の不具合と原因、そして無償対応に至るまでの全記録をまとめます。
同じ症状で悩む方や、これからディーゼル車を購入予定の方の参考になれば幸いです。

目次

今回の事象の内容について

エンジンをかけたとき、または走行中に突然各警告ランプ点灯と共に、中央ガイダンス画面に「エンジン故障」、「プリクラッシュセーフティ故障」と交互に表示され、エンジンを切ってもリセットできない表示が出続け、いつ車が止まってしまうかもわからない状態のなかで販売店での点検を余儀なくされる事象です。

購入後1年経つか経たないうちの1万キロほど走行した辺りで発生し、その後5ヶ月間で合計4回に渡り同事象が頻発しました。

そのうち2回は10日間で連発し、レッカー対応が必要な時もありました。。。

後期のハイラックスはPM(スス)の堆積がメモリとなって表示されるのですが、遠出の最中にそのメモリがみるみるうちに増えていって、果てに「エンジン故障」と出て、エンジン音は大きくなる、ギアチェンジ時のノッキングは酷くなる、速度は出なくなる、といった症状が出た時には流石にシビれました。

道中近隣のトヨタに駆け込んでも、『予約でいっぱいです』『○日後でしたら、、、』と、「エンジン故障」と表示されているのに平然と門前払いされた時には、怒りさえ覚えました。

対応としては、トヨタカローラさん、○○トヨタさん、トヨペットさん、ネッツトヨタさんと、メーカー各系列店での対応はどれも排気ガスの強制燃焼(アイドル状態時に1時間程エンジンを唸らせて行います。満開に近い?)とデータのリセット、または書き換えというものでした。

もちろん購入後間もないので大体は無償でやってくれるのですが、金銭の請求をされたこともありました。新車保障の適用の有無を伝えると、『整備担当と交渉し、なんとか無償でできるようにしてくる』、と言った謎の回答をされたこともありました。

また、余りにも頻発するために強制リセットした後日、別のトヨタさんにその根本原因というものを調べてもらおうと依頼したのですが、

『データをリセットしているため履歴が残っていない』

『履歴がなければ調べてはいけないというルールになっている』

『事象発生時に故障コードが出るはずだ。その故障コードはひかえていなかったのですか?それがわからなければ調べようがない』

『各店舗で一度見ただけではもうデータはもう残っていないと思う』

などなど。

素人、ましてや一般のお客さんではどうにもできないような、これまた謎の回答をされたこともあります。

そういうのを踏まえまして、以下にひとつ一つ紐解きをして解説していきたいと思います。

我がハイラックスの成り立ち

※画像をクリックすることで、TOYOTAハイラックス検索出来ますよ⇧
  1. 2023年の3月に新車として購入しました。
  2. 使用頻度は片道約15kmの職場の往復と稀に遠出をし、大体1,000km/月という感じです。
  3. 運転はecoモードが多かったです。最近はエンジンを吹かすために普通モードにしています。
  4. 普段、DPF自動再生が開始する間隔は走行距離約100km毎、開始時は堆積メモリが4つ程溜まっています。
  5. オイル交換は3,000キロ毎にフィルター交換も含めて行っていました。
  6. リフトアップに伴うサスペンション交換、マフラー交換などのちょいカスタムを行なっています。

そもそもDPF再生とは何❓

2024年10月現在新車販売されているディーゼル車の大半には”DPF “(ディーゼル・パキュレート・フィルター)という、ディーゼル車のマフラーから出る排気ガスに含まれるPM(すす・黒煙)を除去し、外気に排出しない様フィルターの役目を担ってくれる装置が付いています。     

これにより近年問題であった、地球温暖化や人体に悪影響を及ぼすと言われていた黒鉛(有害粒子物質)を削減出来てしまうわけです。 

🟤DPFフィルター内部構造                                 

        ※引用元:DPFドットコムhttps://dpf-dpd.com/blog/dpf-dpr-dpd-reproduction-explanation

①インジェクターから軽油をエンジンへ噴射する。

②エンジン内部で軽油を燃やして車を動かす。

③軽油を燃やした際に出る排気ガスの有害物質(スス・PM)をDPFフィルターで捕まえる。

④捕まえた有害物質(スス・PM)を燃焼させる。

⑤キレイな空気を外へ排出する。

フィルターということは詰まる❓交換は必要無いの❓

しかし、ここで疑問なのはそもそものDPFフィルター、効果は半永久的なものなのでしょうか?

一般的にフィルターと言われるものは、定期的な交換が必要になるはずです。

                 引用元 : すゞきモーター株式会社https://www.suzukimotor.jp/

もちろん詰まります笑。

ただし洗浄が可能の様です。この洗浄費用は車種にもよりますが約10万円前後をみておくのが一般的な様ですね。

(2024年10月現在)

DPF再生でPM(スス)を燃焼させるには燃料以外にも必要なものがある❗️

ハイラックスのDPF再生にはアドブルー(AdBlue)が必要です。

アドブルー(AdBlue)とは?

1、アドブルー(AdBlue)とはSCR(選択触媒還元)システムで使用される尿素水溶液の商標名で、主にディーゼルエンジン車から排出される窒素酸化物(NOx)を削減するために使用されます。   

2、SCRシステムではアドブルーを排気ガスに噴射し、化学反応によってNOxを無害な窒素(N2)と水(H₂O)に変換               

  します。                      

3、SCRシステムはDPFとは異なる技術であり、アドブルーはNOx対策に使用され、DPFはPM対策に使用される。

4、DPFとSCRシステムは別々の排気ガス浄化システムだが、現代のディーゼル車では両方搭載されていることが多 

  い。(車種や年式による)

5、両方搭載されている車種の場合、アドブルー(AdBlue)が不足するとNOx浄化システムが正常に機能せず、排ガス

  規制を満たせなくなるため、エンジン出力が制限されたり、最悪の場合、エンジンが始動しなくなることがありま

  す。

  この状態が続くと、DPF再生も正常に行われず、DPFの詰まりが進行する可能性があります。

私のハイラックスの場合

厳しい排出ガス規制(ユーロ6など)に適合するため、SCRシステムとDPFの両方が搭載されているタイプで、アドブルー(AdBlue)が約13ℓほど入るタンクが積まれています。

アドブルーが少なくなるとメーター内に警告表示が出ますし、完全になくなると走行が出来ないような仕組みです。

一般的な消費量としてはアドブルータンク容量(約10リットル)で約10,000〜15,000km走行可能と言われており、ネット通販でも10ℓの容器で200〜300円/ℓします。

(2024年10月現在)

せっかくガソリンより安い軽油なのに、、、。

ディーゼルエンジン車に乗られている方の大半は、、、

  1. ディーゼルエンジンは構造上、頑丈で長寿命であることが多くその耐久性に信頼を置いている。
  2. ディーゼルエンジン特有のエンジン音や力強さ、振動などの独特なフィーリングがとても魅力的。
  3. 未舗装路や林道などでの走破性能、機械的な堅牢さや構造に対する愛着、多くの荷物や道具を積載できる実用性。
  4. ディーゼル燃料がガソリンよりも安価であり、毎年かかってくる税金も貨物扱い(1ナンバー)にすると毎年車検にはなるが、2年で換算すると運用コストを抑えられる。なんと言っても上述の楽しさに加えて、この経済性が多  くのユーザーには決め手なのではないでしょうか。

ディーゼルエンジンは昔から黒鉛を吐いていることで環境に悪い様な認識はありましたが、DPFとアドブルー(AdBlue)が排気ガスを浄化してくれることで、環境に配慮しているという罪悪感からの少しの解放を得られるものの、せっかく燃料も安く入れられるのに他で費用がかかっていては何かモヤモヤが残るところではあります。。。

プリクラッシュセーフティとは❓

プリクラッシュセーフティは、自動車の安全性能の一つで、衝突事故が起きる前に事故を回避したり、被害を軽減したりするための安全技術のことです。「衝突被害軽減ブレーキ」や「自動緊急ブレーキ(AEB: Autonomous Emergency Braking)」とも呼ばれることがあります。

主な機能としては:

  1. 衝突予測・警告:レーダーやカメラなどのセンサーで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険があると判断した場合に、警告音やディスプレイ表示などでドライバーに注意を促す。
  2. 自動ブレーキ:衝突が避けられないと判断した場合、自動的にブレーキをかけて衝突を回避する形で被害を軽減する。
  3. シートベルトの自動巻き取り:衝突の危険が高まった際に、シートベルトを引き締めて乗員の安全を確保する。
  4. その他:ステアリング操作の支援、衝突に備えた座席位置の調整など

特にトヨタ自動車では「Toyota Safety Sense」の一部として、このプリクラッシュセーフティシステムを採用しています。他の自動車メーカーでも同様の技術が異なる名称で導入されています。

この技術は現代の自動車安全技術の重要な部分となっており、多くの国で新車への搭載が推奨または義務付けられるようになってきています。

結論、不具合はどうなったのか❓

インジェクター無償交換

ここまで当該車両の経歴や経緯についてお話しさせていただきました。

結局それでどう落ち着いたかというと、、、インジェクターを無償で交換していただきました!(◎_◎;)

情報集め

上述したように、ある店舗で【データが残っていないと直せないルール】など、素人にはどうにもならないような話をメーカーにされた経緯をお話ししたと思います。

メーカーという枠組みのひとつの店舗でそう話されると『みんなそうなのかな』、『もう訴えても無駄なのかな』と思いがちなのですが、ワタシ、あきらめが悪いのです(笑)

行った店舗全てに電話して【故障コード】なるものを聞き出すことに成功致しました!

武器を取りいざ出陣❗️

1番近いトヨタさんに電話で経緯を説明し、不具合が出た時の日付、症状、距離数、故障コード、処置方などを時系列で伝えました。

話している最中にメーカーの方から、『もうそれだけ情報が揃っていればバッチリです。大丈夫ですから、、、。』と、恥ずかしながら宥められる場面もありました。

ハイラックス入庫

トヨタさんと日程を打ち合わせして、2、3日で帰ってくることを確認してハイラックスさん入院しました。

無事に戻って参りましたー✌️

仲間からは不具合が多かったことから、いわく付きだのなんだのやんや言われますが、、、、この大きさで街乗りでリッター10キロも走って車税も普通車の半分以下。車検も毎年あるけどユーザーで通せば33,000円程度(2024、10月現在)。こんなカッコ良くてコスパが良い車はそうないでしょう。                                    最初は売却のことばかり考えていましたが、今はもう不具合もなくなり一生乗り続けようくらいに考えています。

不満と言えば車内が狭いくらい。ファミリーにはちょいとキツいかもしれませんね。荷物は載るのですが。
あ、もう一つ、冬はエンジンスターターは断然純正をオススメします。ミラーヒータ自動オンなどの値段以上の特典ありますよ。
エンジンは温まるまでしばらーくかかります😧暖気しても水温計は1㍉も上がりません。

でもそれ以上に極感地域でも冬は四駆に切り替えることなくFRで充分最強です。ケツが軽いイメージがあるんですけどね。全く滑りません。余程のことがありませんと四駆にはしないですね。

そんなこんなでハイラックス不具合体験記をの書きましたが、参考にはなりましたでしょうか?
総評としては今回の不具合がなければとても良い車で、長くも乗りつづけられると思います。また定期的に現在の状況なぢをご報告できると幸いです。また、メッセージなどいただけると励みになります。

それではまた✌️

                                 

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この記事を書いた人

ブログを通じて情報を発信し、少しでも参考になったり良かったな、と思える方が増えればいいな、と考えています。
まやかしや一時凌ぎを続けることから離れて、実体験を通じて発信していきます。
一緒にarekore学んでいきましょう。

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