今回は私が生後6ヶ月からアトピーであるため、話題にさせていただきます。 アトピーに関する基礎情報はもうご存知かと思いますので、この記事では違う観点からのお話をさせて頂こうと思います。
この記事から少しでも改善へのヒントになった方がいてくれたら幸いです^_^

人の『お肌』とは
人間の身体は繊細なのもので普段の食べ物や飲み物、精神や栄養の状態、内臓の働き具合や睡眠の質、体温や身体の常態菌など些細なことでも様々な影響を受け、それが症状となって現れます。 そのなかでも影響を受けやすい、肌についてまずはフォーカスしていこうと思います。 人の肌は排泄器官とも言われています。常に身体の中の不要物を発汗により排出しバランスを試みているようです。 たまにできてしまうニキビや吹き出物は、発汗途中に外部からの刺激や菌などにより上手く機能しなかった結果、『炎症』となってしまった、ということのようです。 また、『炎症』というのは血液と一緒に大量の免疫細胞が患部に流れ込んできた結果であり、『腫れ・発赤・痛み・熱』が伴います。それは自身の死滅してしまった細胞を排除し修復したり、侵入してきた病原菌と戦ってくれる、人の免疫防御反応の一つです。ですので、本来その防御反応を薬などを使用してやわらげるということは、逆に捉えれば身体の防御反応を鈍らせる、ということです。
アトピーさんのお肌とは
肘や膝の裏など、リンパの流れのある部分や比較的柔らかい部分に『なんか最近カサカサしてきたかな』、と思うところからはじまり、それは徐々に痒みを伴います。改善や悪化を繰り返しながら季節の変わり目などは肌表面が特にガサガサ、酷くなってくるとジュクジュクしだして排泄器官本来の機能が正常にできなくなります。気付けばそれが肌の至るところに発生している状態となり、一度こうなってしまったら元に戻るまでには相当の時間が必要です。 『肌表面の油分のバリアが壊れている時』、というのは一般的に強い洗剤やアルコールの使用後、肌を擦ったり掻いた時、肌が白くなったりお風呂に長時間入ってふやけた状態など、誰しもが一度は経験があるかと思います。 アトピーさんの肌は一見健康に見えても実は常にそういう状態で、流れる空気や少しの刺激でも身体は何かしら敏感に反応をし、アレルギーの症状や痒みを引き起こしたりと、そういう状況になれば心身共に誰しもストレス状態となりますよね。 またそのストレスがまた次の痒みの原因になったりと、悪循環を繰り返します。 健康な肌を窓を閉めた状態に例えるなら、アトピーさんの肌は網戸だと私はそう考えています。
アトピーさんの系列とわたしのこと
主に夏など汗が出る時期に痒くなりひどくなる湿潤型、冬など乾燥時期に痒くなってくる乾燥型、という2通りがある様です。私のは乾燥型のアトピーです。
特徴としては、、、
- 夏など汗をかく時期にはすこぶる調子が良く、常に汗をかいている状態が一番心地よい。
- 体感温度が低く汗をかきにくい。寒がり、エアコンに弱い。
- 汗をかきずらいので、基本体臭は無臭。
- 乾燥してくると痒くなる。
- あかぎれ、傷が出来やすい。
- 保湿剤が常に必要。


わたしのこと❷
生後6ヶ月から病院でアトピーと診断され、当時は『魔法のくすり』と評判であった、ステロイド入りのクリームが水色のキャップの白い容器で処方される。 耳タブ付近やまぶた、肘の内側や膝の裏が主にガサガサしたり傷となっていた。 『魔法のくすり』をちょこっと夜に塗っておけば、次の日の朝には綺麗に何事もなかったかのように治る状態。 その後1週間ほどはキレイを保持、切れて傷となっては『魔法のくすり』を塗るの繰り返し。他の部分もとても綺麗な状態でした。 中学一年生で薬を塗るのをやめ脱ステロイドを試みたところ、リバウンドが発生し全身火傷のような状態になる。 若かったですし運動もしていたので3ヶ月ほどで徐々に良くなりました。しかし季節の変わり目には調子が悪くなり、一年に一回、特に2月の乾燥時頃には必ず爆発的に悪化しジュクジュク状態、常に汁が出ている状態となる。その時特に酷かったのは首から上、顔、目が潰れている、肘の内側、太ももの内側などです。 外に出たら吹く風で痛くて我慢出来ずに3秒で家に戻るほどでした。 その後悪化するのは年に一回が二、三年に一回となり、徐々に経過は良くなるも、転職による環境変化や飲酒、かゆみによる肌を乾燥させる行為により悪化と好転を繰り返します。 コレクチムなどの新薬を試すも効果は薄く、プロトピックやステロイドなどの免疫抑制剤にのみに効果を感じられました。そのうち免疫抑制剤の対症療法治療には限界を感じ、食事や運動、抗炎症剤に工夫を凝らし、このあと2回の脱ステリバウンドに成功しています。
2回の脱ステリバウンドと記載した理由は、筋トレで腱を痛めたことをきっかけに運動や食事療法をやめてしまったことと、お酒が好きなことで炎症が再発し免疫抑制剤を再度使用した、ということです。
現在は年齢も年齢なので、薬による対症療法で良しとし、割り切った生活をしています。
また時間が取れれば脱ステに挑戦しようとは思いますが、最低1ヶ月は厳しい状態であることを覚悟しなけれなりません。その際は記録とともにまたご報告しようと思います。
作成中ではありますが、他のページでは当時使用していたステロイドではない、現在も市販している抗炎症剤や保湿剤、また食事などについても書いていこうと思います。
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