除雪機YSM870をサビ落としから再塗装|青はアクリル・黒はシャーシブラック

あれコレさん

アレルさん、除雪機がなんだかボロく見えてきたね…もう寿命なのかな?😢

アレルさん

いや、中身はピンピンしてるぞ。ヤマハの YSM870(YSM870E)。2013年にヤフオクで中古で拾ってから10年以上、整備はほとんど自分でやってきた。エンジンもベアリングもベルトも生きてる。

あれコレさん

じゃあ、なんで「終わった感」が出るんだろう…?

アレルさん

そこだ。機械は、中身が生きていても外側がサビてくると一気に「終わった感」が出る。逆に言えば——サビを落として塗り直すだけで、まだ何年も付き合える見た目に戻る。今日はその再塗装の記録だ。

清虎丸

オレもブラッシングすれワン🪥おめかしの日だワン🐾

目次

工程は「落とす → 地金を出す → 塗る」

⚠ 削る前に: グラインダーとワイヤーブラシは、保護ゴーグルと防塵マスクを必ず着けてください。サビの粉と金属片が飛びます。
手袋はサイズが合っていて、紐やマジックテープをしっかり留められるものを。ぶかぶかだったり留めていないと、回る工具に巻き込まれます。薄手のものは破片から手を守れません。
それと、バッテリーとキーは必ず外してください。グラインダーの火花と、スプレー塗料の可燃ガスが同じ場所にある作業です。電気の元を残したまま火花は出さない——ベルト交換の時と同じで、ここは全機種共通です。

あれコレさん

塗るだけなら、わたしにもできそう! 上からブワーッと吹きかければいいんでしょ🎨

アレルさん

待て待て。それが一番よくある失敗だ。やることは単純だが、順番がすべてなんだよ——
・サビを落とす(ワイヤーブラシ・サンドペーパー・電動工具など)
・浮いた塗装とサビを削って、いったん地金を出す
・脱脂して、塗る

サビ落としで主に使っている電動工具です。★砥石は付属しないので、サビ落とし用のディスクは別に用意してください。安全手袋・保護ゴーグル・防塵マスクを着けて使う道具です。
★実際に使ったのは銘柄を決めていない安いディスクなので、同等品を載せます。削る作業に選ぶなら、これが本来の道具=鉄・ステンレス用のオフセット砥石(研削用・厚み6mm)。上のグラインダーの対応サイズ(外径100mm・内径15mm)に合います。※薄い切断砥石は「切る」専用です。
3つめの「脱脂して、塗る」で使えるパーツクリーナー。わたしが使っているのはこれです(吹き出し量が多くて強いのに安い)。地金を出したあと、油分が残っていると塗装が乗りません。※Amazonは840mL 3本セット、楽天とYahoo!は1本から選べます。※樹脂・ゴム・塗装面にかかると傷めることがあるので、地金を出した鉄面に。※火気厳禁・換気して使ってください。
脱脂したあとの拭き取りに。★これはわたしが使っていない銘柄です(実際は銘柄を決めずに、普通の布ウエス=雑巾を使っています)。同等品として載せます。綿100%のメリヤス生地・約40×40cm・約1kg分です。
サビ落としや塗る前の下ごしらえで手が汚れるので、わたしはこれを着けています。銘柄はどれも同じ感じなので、サイズが合うものを(わたしはL・これは50枚入)。★これは手作業のところ用です。グラインダーなど回る工具には、サイズが合って、紐やマジックテープをしっかり留められる厚手のものを使ってください(ぶかぶか・留めていないと巻き込まれます。薄手は破片から手を守れません)。※ガソリンや強い溶剤には使えません。
アレルさん

ちなみに電動工具そのものは、ブラック・アンド・デッカーのマルチツール(EVO185B1)を主力で使っている。ただしサビ落としで主に握るのはグラインダーだ。EVO185B1のほうは2026年8月20日時点で通販の取り扱いがほとんど無いので、リンクは載せずに型番だけ置いておく。

あれコレさん

「地金を出す」まで…? そこまでやらないとダメなんだ💦

アレルさん

ここを飛ばすと、上からいくら塗ってもすぐ下からサビが浮いてくる。面倒でも「地金を出す」までやるのが、結局いちばん長持ちするんだ。塗装は化粧じゃなくて、鉄を守るヨロイだからな。

清虎丸

下地が大事、って人間(おまえら)の世界でも聞く話ワン🐾

あれコレさん

またこの子は上から、、、💢

YSM870のカバーのビフォーアフター。錆だらけの状態から地金が出るまでサビを落としたところ

塗料の使い分け(実際に使っているもの)

除雪機本体の青=アクリルの青

あれコレさん

本体のこの青って、メーカー純正の塗料を買うんだよね? 高そう…💸

アレルさん

それがな。本体色はヤマハの青だが、純正やラッカーの青で合わせようとするとけっこう高くつく。で、俺は散々試した。結論——市販の安っすいアクリルの青スプレーで問題なかった。

あれコレさん

え、それでいいの⁉️ 色は気にならない?

アレルさん

色味も実用上まったく気にならないし、コストが全然違う。ぴったり同じ色にこだわるより、近い青で塗り直して機械を守る——そういう割り切りだ。飾って眺める機械でも売りに出すわけでもないからな。雪をどかす道具だ。剥がれたらまた塗れば良い。

アクリルの青スプレーで塗り直したYSM870の外装
アレルさん

塗り方のコツとしては一度に塗り切らないこと。最初はマダラだったり塗装ののるところや塗らさらないところもある。数時間毎に重ね塗りすればこの様な仕上がりになるぞ。まわりに塗装が飛んでも良い様に換気、養生(新聞紙などで覆う)は忘れずにな👍
ステッカーやシールの上はその部分にマスキングテープを貼っておけ。塗装が渇いた際に後で剥がせば良い。

塗装の養生に使っている袋状のシート。マスキングテープ付きなので、どこにでもくっついてキレイに剥がせます。ガムテープや布テープはあまりくっつきません。塗装以外に、ホコリよけにも使っています。※これは幅1100mm。ほかに550mm・1800mm・2100mmがあるので、覆う物の大きさで選んでください。
本文の「ステッカーやシールの上はマスキングテープを貼っておけ」のテープ単体。塗装用(和紙)の定番で、幅24mm×50m。上のマスカーはテープ+シートが一体なので、細かい所だけ隠したいときはこちらです。★これはわたしが使っていない銘柄です(テープは使っていますが、銘柄を決めていません)。同等品として載せます。

黒い部分=ラッカーのシャーシブラック

アレルさん

フレームや黒い部分はラッカーのシャーシブラックだ。もともと足回り用の塗料だから厚みが出て、下地保護に強い。サビを落とした鉄板をこれで塗ると、しっかり締まった黒に戻るぞ。ホームセンターでもこの塗料は安く取り扱っているところは多い。

★実際に使ったのはホームセンター(DCM)のプライベートブランド品で、通販に無いものです。同等品としてAZのシャーシブラックを載せます。
あれコレさん

同じ黒でも、選ぶものが違うんだね…🤔

YSM870のカバーの3段階。錆だらけ、サビ落とし後、シャーシブラックを塗った仕上がり
アレルさん

画像は雑なんだが、、、先ほどの除雪機の底面のプレートを段ボールに入れ(養生のかわり)、ホームセンターで購入したラッカースプレーで塗装したものだ。まあ、”塗った”、というよりはただスプレーを吹きかけ、乾いたころにまた吹き付ける、をやっているだけだけどな。

この底面プレートのように、塗るために部品を外すときのボルト用。8・10・12・13・14・17・19mmの7本組で、首振り+90ギアなので狭い所でも回せます。★これはわたしが使っていない型です(実際に使っているのは同じアストロプロダクツのインチ版WS751。除雪機のボルトはミリなので、ミリ版のこちらを載せます)。※固く締まったボルトを緩める作業と、本締め・増し締めには使えません。
同じく、外すのがビスのときはこちら。★これはわたしが使っていない型です。実際に使っているのは同じブラック・アンド・デッカーの3点セットの安い方(EVO185B1)で、2026年8月20日時点では通販にほとんど出ていません。同等品としてこちらを載せます。※締め付けトルクが決まっている所には使わないでください。

熱が掛かる部分= ” 耐熱スプレー “

アレルさん

そしてもう一箇所⚠️ エンジン周りなど熱が掛かる一部は、普通のスプレーだと焼けて剥がれる。ここだけは ” 耐熱スプレー “を使え。

あれコレさん

じゃあ全部それで塗っちゃえば安心じゃない?

アレルさん

その必要はない。全部を耐熱で塗るのは金の無駄だ。熱が来るところだけ使い分ければいい。この「使い分け」が、安く長持ちさせるコツなんだよ。

耐熱600℃・ブラック(ツヤなし)300ml。エンジン周りなど熱が来る所だけに使う1本。※本体の青はアクリル、黒はシャーシブラックで足りる=全部を耐熱で塗るな。

やってみて分かったこと

アレルさん

10年以上やってきて分かったのはこの5つだ——
・純正色にこだわらなければ、塗料代はぐっと下がる(本体青=アクリルで十分)
大事なのは色より「下地」。サビを残したまま塗ると必ず負ける
・塗り分け(本体=アクリル青/フレーム=シャーシブラック/熱がかかる所=耐熱)で仕上がりもモチも変わる
・見た目が戻ると、機械への愛着と「まだ使う」という気持ちが戻る。
・塗装すると、除雪後機械に付着した雪が取れやすくなる。

結果、発売より少なくとも35年は経過しているであろう機種が今でも現役だ。何十年経とうが使い易い、電動化以外、基本的なことは何も変わっていないからな。

あれコレさん

いちばん分かる気がする…! ピカピカになったら、また大事にしたくなるもんね😊

清虎丸

オレもシャンプーの後はちょっと自慢げになるワン🐾
これ以上カッコ良くなったら困ってしまうワン😏

あれコレさん

コレ以上横柄になって、困るのはこっちなんですけど、、、💢

再塗装を終えたYSM870を正面から見た全体。オーガまで青く塗り直してある

YSM870E 自己整備シリーズ(関連記事)

あれコレさん

ほかの記事も公開ずみです。まとめて置いておきますねっ‼️

注意事項(免責)

アレルさん

最後に真面目な話だ。塗装は特に、換気と火気だけは甘く見るな。

  • 本記事は個人の整備記録です🙌
  • 作業は自己責任で行ってください⚠️
  • 塗装は換気・火気に注意。燃料・オイルは事前に抜くこと☝️

記事にしなかった作業の途中や、次に何を直しているかは、こちらで出しています。

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この記事を書いた人

ブログを通じて情報を発信し、少しでも参考になったり良かったな、と思える方が増えればいいな、と考えています。
まやかしや一時凌ぎを続けることから離れて、実体験を通じて発信していきます。
一緒にarekore学んでいきましょう。

〜ハイラックスについて〜
※現在は別の車に乗り換えましたが、数年間の実体験をもとに記録しています。(元ある画像でやりくりしています。画像のない場面はイメージ図で表現しています。ご容赦下さい。)

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