冬の外の駐車場では、サイドブレーキを引いて停めると、朝に戻らなくなることがある。
ドアも、濡れたまま停めると凍って開かなくなる。
この記事では、JAFとメーカーの説明をもとに、停める前にやることを書く。
あれコレさん停めたらサイドブレーキ、ちゃんと引いてるよ〜❗えらいでしょ❓
アレルさん夏ならえらい。でも冬の外の駐車場だと、それで朝動かなくなることがあるんだ。
あれコレさんえ、引いたら動かないのは当たり前じゃん?
アレルさん戻しても戻らない、って話。ブレーキが凍るんだよ。
清虎丸オレも朝は、なかなか動けないワン🐾
サイドブレーキはなぜ凍る
JAFは、寒い地域ではパーキングブレーキ(サイドブレーキ)を使わないように、と案内している。理由は「ワイヤーが凍結してしまうことがあるため」(JAF クルマ何でも質問箱)。
ホンダの取扱説明書(フィット)にも、「寒冷時に、パーキングブレーキをかけると、凍結することがあります」と書いてある。
JAFの救援の記録には、スキー場の立体駐車場で後ろのタイヤが凍って動かなくなった例がある。路面は乾いていたのに、路肩の雪解け水がワイヤーにしみ込んだと見られている(JAF Mate)。
=雪が降っていない日でも、水が入って冷えれば凍る。
引かないなら、どう停める
JAFの案内はこう。
- 平らな場所を選ぶ
- AT車はPレンジ、MT車は1速(下り坂ならリバース)
- 輪止めを、車の対角線の前後2か所に置く
ホンダの取説も、「パーキングブレーキをかけずに、輪留めをしてください」「輪留めをしないと車が動き出し、思わぬ事故につながるおそれ」と書いている。
輪止めは、2個で1組の物を選ぶと、対角の2か所にそのまま置ける。
大事な但し書き
同じホンダの取説に、「坂道に駐車をするときは、かならずパーキングブレーキをかけてください」ともある。
=冬は、まず坂に停めない。坂しか無い時は、自分の車の取説に従う。凍る心配より、車が動き出す方が怖い。
電動のパーキングブレーキの車
最近は、ボタンでかける電動式が増えてきた(JAF)。これも凍ることがある。さっきのホンダの注意は、ボタン式のフィットの取説の物だ。しかも車種によっては、エンジンを切ると自動でかかる。
JAFは、そういう車は前もって取扱説明書を見て、「自動的にパーキングブレーキが作動しないように対処します」と案内している。ホンダのフィット(ボタン式の型)は、自動でかかる働きをオン・オフできる(ホンダのQ&Aに手順がある)。
設定を切ったら、坂に停める時は自分でかける(ホンダの取説「坂道に駐車をするときは、かならずパーキングブレーキをかけてください」)。その時だけ切る「一時的にOFF」のやり方もホンダのQ&Aにある=切りっぱなしにしなくて済む。
ドアが凍って開かない
JAFが冬の高原で、一晩かけて試している(2014年2月・最低気温−6.3℃)。
- ドアを濡らさなかった車=約5kgの力で開いた
- ドアを濡らした車=凍って、20kg以上の力が要った
=凍るかどうかを分けたのは、「ドアの内側が濡れていたか」だった(JAFユーザーテスト)。
JAFの対策は2つ。
- 雨や雪の後に停める時は、ドアの周りの水気を拭く
- 凍結防止剤を塗っておく
凍ってしまったら、無理に引っ張らない。ドアやゴム、ドアノブを壊すおそれがある(JAF)。鍵穴やゴムの所に解氷剤を塗って、解かしてから開ける(JAF クルマ何でも質問箱)。
停める前の30秒
冬の外の駐車場で、降りる前にやること。
- 平らな所か見る
- PレンジかMTのギア
- サイドブレーキは引かない(坂なら取説に従う)
- 輪止めを対角に2つ(平らな所の置き方)
- ドアの周りの雪と水を払う
出る時は、輪止めを外してから。(上のJAFとホンダの説明を並べた、この記事のまとめ)
立体駐車場の吹きさらしは凍りやすい。風が当たりにくい所に停めるのも手だ(JAF Mate)。
冬の車の話は、ほかの記事にも
タイヤ交換の時の輪止めは、ジャッキで上げる時の置き方なので、この記事とは違う。こちらに書いた。

冬の塩カルと下回りのサビは、洗車の頻度の記事に。

冬のバッテリーとジャンプスターターは、こちらに。

あれコレさん引かない、Pに入れる、輪止めを2つ、だね〜
アレルさんそう。それとドアの周りを一回払ってから降りる。朝の5分が変わるよ。
清虎丸ドアの周りを払う間、オレは待っててやるワン🐾
出典
- JAF「寒冷地で駐車する際の注意点」(クルマ何でも質問箱)
- JAF「寒冷地での駐車時は窓やドアの凍結に注意!」(JAFユーザーテスト)
- ホンダ「フィット(2020)取扱説明書 駐車する」
- ホンダ「フィット よくある質問 電子制御パーキングブレーキの自動作動機能をON/OFFする方法」
- JAF Mate「JAFストーリー スキー場近くの駐車場で愛車が凍結の憂き目に」